FRAGILE
ARTWORKS
ARTWORK_1
T-Rex
2023
Acrylic on canvas
H130.3 × W162.1 cm
ARTWORK_2
Triceratops
2023
Acrylic on canvas
H130.3 × W162.1 cm
ARTWORK_3
A Cow
2023
Acrylic on canvas
H145.5 × W112.1 cm
ARTWORK_4
Someone’s broken bone
2023
Acrylic on canvas
H56 × W145.5 cm
ARTWORK_5
Let’s laugh even if we die 1
2023
Acrylic on canvas
H33.4 × W33.4 cm
ARTWORK_6
Let’s laugh even if we die 2
2023
Acrylic on canvas
H33.4 × W33.4 cm
PROFILE
FRAGILEは2019年 多摩美術大学卒業。
『Fragile creatures』というシリーズで展開しているペインティングは、その全てに共通するテーマの一つとして生命のはかなさ、危うさ、壊れやすさを持っています。
『Fragile』とは壊れやすいこと、はかないことを意味する言葉ですが、彼女のペインティングに登場する生き物たちはバルーンのボディを持ち、その名の通り、とても華奢な存在として描かれています。
空気が込められた、薄い皮膜のボディしか持たない彼らは、非常に危ういバランスで生きているのです。
そうしたふとしたことで損壊するかもしれない生命のあり方を描くことは、現実の生き物たちをとりまく状況のアレゴリーでもあり、あるいは彼らをそうした状況に置いている私たち自身へのサタイアでもあります。
Solo exhibition『Memento Mori』Satement
本展のタイトル「 Memento Mori 」はラテン語の直訳で「死を想え」という意味の言葉。
死というワードを目にすると一瞬ウッ…となりますが
私は「いつ死んでもいいくらい今を楽しもう」という明るい解釈でいます。
保護犬猫に関心を持ったのをきっかけに「こわれやすいいきもの」というテーマで制作してきましたが
ここ数年、ペットに限らず私たち人間もコロナや戦争などを通して死を身近に感じる機会が増えました。
一方で淡々とカウントされ報道されるリアリティのない死に慣れ、ほとんど無関心になってしまった気もします。
人間の一生は宇宙規模だと取るに足らないほど小さな星の、さらに小さな資本主義社会の流れのほんの一瞬。
命の営みは尊いものであると同時にとても脆く、その感覚とリンクするように
作品に登場するいきものたちをバルーン状の体をもったチープなおもちゃのように描いています。
目の前のことに集中しすぎるとすぐパンクしてしまうので
今真剣に悩んでいることだって、明日死ぬと思えばバカバカしいものだと力を抜いて生きるくらいがいいです。
EXIHIBITIONS
【 個展 】
2023 | 『Memento Mori』 / MU GALLERY (Tokyo) |
2022 | 『FRAGILE CREATURES』 / Waluso Gallery (London) |
【 グループ展 】
2023 | 『Nine colors VXII』 / Shibuya Seibu (Tokyo) |
2023 | 『KITAKAZE』 / maison osmen(Paris) |
2022 | 『Shibuya Style vol.16』/Shibuya Seibu (Tokyo) |
【 アートフェア 】
2023 | 『LA art show』 /(Los Angeles) |
2022 | 『ART TAIPEI』 / (Taipei) |
2022 | 『KIAF PLUS』 / (Seoul) |
2022 | 『FFF』 / (Seoul) |